マジャークラフトのウールコームがやって来た!

マジャークラフト製のウールコーム

注文していたマジャークラフト製のウールコームが届きました。
ウーステッドに紡ぐ時、原毛の繊維を一定方向に整える道具です。

洗って乾燥させました

コリデールのステイプルの方向を揃えて洗い、乾燥させたものです。脂分をできるだけ残し、防寒と防水力を高めると共に、市販の毛糸にはない手紡ぎならではの「ぬめり」を残した糸にしたいと思います。

ステイプルをコームにセット

ステイプルの根元の方を固定したウールーコームに差込み、固定していないコームで繊維を梳き取ります。
長い繊維の間に短い繊維が絡んでいるので、短い方の繊維を梳き取って、二種に分離させます。

Dizを使ってトップに整えて

短い繊維を除き、長い繊維だけを、Dizを使ってトップにします。
限りなく繊維の方向を一定方向に整えることで、艶やかで光沢があり上質な糸を紡ぐことができます。

ウールコーム後のトップ

これで、ウーステッドに紡ぐ前の準備完了です。

ウーステッドに紡ぐ

これでやっと紡ぎ開始です。

せっかく繊維の整った美しいステイプル(原毛の房)があるのだから、その原毛の良さを最大限に生かせる糸にしてみたいと思ったのです。
脂分をできる限り残して、ぬめりのある手紡ぎ糸で個性的なセーターを作ってみたくなり、思い切ってウールコームを購入。
フリースのまま長時間保存していたため、表面のラノリンが固まっている部分があり、洗うのに一苦労。
ぬるま湯に洗剤を入れ、その中に一晩浸して置いたのですが、一度では汚れが落ちず、二度洗い。
コームをして気づいたことは、余分な脂分はできるだけ落としたほうがコームし易いということでした。
脂分をできるだけ残したい時はウールコームを使わず、フリックカーダーでひと房づつコームした方が作業がし易いかもしれません。

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