ショールのリメイク カーディガン

手編みショールのリメイク カーディガン
手編みショールのリメイク カーディガン

御依頼主のお母様が、昔手編みしたショール(150cm×43cm)を、ほどいて何かにできないか?というご相談を受けました。
フェルト化していたため、解いてのリメイクは不可。裏編み側を表地にしたかったのですが、糸のつなぎ目の処理後が目立つことから、表編みの側をそのまま表地として生かすことに決定。
両端の房をはずし、両袖になる長さをすくい閉じ。
閉じ合わせなかったところから、かぎ針でネット編みの目を立ち上げ、襟、身頃になる部分を編み足しました。
ネット編みのため、フリーサイイズで、SからLLサイズまで対応可。
襟は、幅広のままでも、細めのへちまえりにもアレンジ可。
今流行の着丈の短いボレロ風のマーガレットと違い、ゆったり体を包んでくれるので、幅広い年齢層の方にも着心地の良いデザインになったのではないかと思っています。

斜め前から
斜め前から
バックスタイル
バックスタイル
自由に襟元をアレンジ
自由に襟元をアレンジ

フェルトワークで、編地と同じ糸と原毛を使って止め具をひとつ付けてみました。
ウエスト部分でも、襟元でもこれひとつで着方を自由にアレンジ。前を開けたい時は、この止め具をブローチとしてもお使い頂けます。

「どうやって着るの?」との質問しきりでした
「どうやって着るの?」との質問しきりでした

長方形の部分が、お預かりしたショールです。サイズは150cm×43cm。
ネット部分が編み足した部分です。
この状態でお見せすると、皆さん「え?何これ?」「カーディガン」と答えると「?」
「どうやって着るの?」その反応が楽しかったで~す!
編み進むにつれ、少しずつ増し目をして、体に添いやすいようなラインに仕上げています。増し目をしないと、身頃から襟につながり折り返すラインが綺麗になりません。
綺麗な円形に編み進めるように増し目をすることがポイントです。
ネット編みは、4号かぎ針を使用。太目の針を使うと編み目に締りがなく綺麗に仕上がりません。

細めのへちま襟にも
細めのへちま襟にも

 

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