手紡ぎ糸の男物セーター へちま襟

ハンドカードの手紡ぎ糸で手編みのセーター

使用羊毛種:メリノ・コリデール・チェビオット
原毛のMIX方法:ハンドカード
ドラムカーダー(機械)を使用すると、色が混ざり過ぎて、面白みがない糸になってしまうため、全てドラムカーダーもハンドカーダーも使わず、手作業でMIX紡いだ糸の番手:1.38」番手

男物のセーターです。少し太めの表情豊かな糸にしたかったので、紡ぐ前の準備に時間のかかるハンドカードをあえて選んでみました。機械を一部使ってMIXしてみたり、いろいろ見本のスゥォッチをつくってみました。糸が細いと仕上がりが軽くていいのですが、単子の場合、肘、袖口、裾などの強度が心配で却下。
太糸でもできるだけ軽く暖かいものにするために、弾力性のある白のチェビオットをミックス。ちょっとフェルト化している部分を生かし、更に表情豊かな糸になりました。

紡ぐ前のMIXロール

ベースの4色をMIXしてから、紫とトルコブルーを挟み込み、ロールにします。
アクセントの紫とトルコブルーは紡ぐ時に外れずベースに絡み易いように、丁寧にベースの間に挟み込むのがポイントです。

サンプル糸とスゥォッチ

表編み、裏編みより立体的で空気の入る編み方の方が暖かい仕上がりになるので、3種編み見本を作ってみました。

表情豊かな糸になりました
編み地の表情も豊かになりました

糸の状態で良いなと思っても、編んでみるとその面積で、現れる表情が変化するため、必ず試し編みは必要不可欠な作業です。編み方によっては、湯通しすると、かなり横に伸びる編み方もあるので、編み目の数を割り出すためにも、必ず湯通しをしなければなりません。

明るい色で若々しく
へちま襟に

寒い時は、襟を立てれば首元が暖かくなります。
編み道具:10号棒針
編み方:1段目は裏表を繰り返し、2段目は裏編みだけで戻ってきます。(表から見ると全て表編みです)この2段の繰り返しです。本を見ても、このパターンの名前が掲載されていません。ご存知の方がいらしたら、教えてください。
見た目は、一目ゴム編みのように見えますが、裏を見ると全く違うのがわかります。凹凸があり、空気を十分含み、暖かな編み方です。
この編み方は、湯通しすると、横幅が2割ほど広がるので、必ず湯通しの作業をしてから編み始めの目数を決めないと、編み終わって湯通ししたとき、2サイズ位大きくなってしまい、悲劇が起こります。ちなみに、私は、初めてこの編み方をした時に、その悲劇を経験済みです。本当に泣きながら全て解いて編み直したことがあります。