手紡ぎ糸の帽子/ゴツゴツ感のある糸にしたくて。

手紡ぎ糸の帽子/ゴツゴツ感のある糸にしたくて。
手紡ぎ糸の帽子/ゴツゴツ感のある糸にしたくて。  画像からCreema店へリンクしています

素材:羊毛(コリデール)
使用糸量:118g
サイズ:幅24cm×長さ30cm
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コリデールのナチュラルカラーで、手紡ぎならではのゴツゴツ感のある糸に。
原毛を手ほぐしすることで、色が混ざり過ぎず、自然の色合いをそのまま活かしてみました。1頭の羊でも部位により繊維の長さも色も質も異なります。原毛の一房ずつを手ほぐしするのは時間がかかりますが、羊さんの個性をそのままお伝えするには、この方法に勝るものはないと思っております。
秋が深まり、枯葉の上に降り始めた雪をイメージして白を散らしてみました。
立体的な編み方で空気を沢山含ませ、保温性と伸縮性を高めたフリーサイズ。
子供から大人まで年代を問わず、男女を問わずお使い頂けるユニセックスなデザインです。

帽子を脱いだ時、髪がぺしゃんこになり難い様ゆったりサイズに調節可能。
横伸びしたら、縦に引っ張ると、元に戻ります。
4通りのかぶり方が可能。(そのまま・内側に折る・外側に折る)
裏返すと、房なしの帽子としてもお使い頂けます。
かぶり口を折り返すと、耳の部分が二重になり防寒性に優れ、実用的。
折り返さず少しルーズなかぶり方もお洒落です。
手紡ぎ糸ならではの優しい風合いです。

《原毛のこと》
コリデールは、私の大好きな羊さんです。メリノとリンカーンの交配種で、両方の良さを兼ね備えた毛質の持主。
メリノは、羊の中で、繊維が最も細い種で、乾燥に強く粗食に耐え得る強靭な体質です。リンカーンは、繊維が太くて光沢があり、雨や湿気に強い羊です。
コリデールの毛質は、その両者のいいとこ取り。手触りも柔らかく、光沢もあり、繊維の太さや長さも、とても扱い易く、他種とのブレンドにも幅広く使えます。様々な種類の糸質に紡ぎ分けることが可能な品種で、私の心強い相棒です。
ニュージーランド南東やオーストラリア東海岸に生息し、厳しい気候の山岳地帯から、雨の多い地域に至るまで、広域で育ち易い品種です。
食用肉としても美味しく、理想的な毛肉兼用種です。
アルパカ(ラクダ科)は、南米大陸のペルー、アルゼンチン北部などのアンデス高原に生息。繊維はとても細くて柔らかく、光沢があります。ナチュラルカラーの種類が豊富なのが嬉しいです。羊毛に比べ、あまり伸縮性のない糸になりますが、風合いが良く、軽くて暖かく、丈夫で毛玉にならないのが特徴です。

《洗濯の仕方》
洗剤(ウール洗い用)はほんの少しで。原毛の脂分を落としすぎると、保温性が落ち、暖かくなくなってしまいます。ぬるま湯で優しく押し洗い。もみ洗いすると、フェルト化して縮みます。ゆすぎもぬるま湯で。温度変化によりフェルト化するのを避けるためです。脱水は30秒。
縦に引っ張り、形を整えて、平置きの状態で自然乾燥させて下さい。

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